紡(つむぐ)リハビリへの想い脳卒中リハビリ | update: 2023.01.22
脳梗塞が起きると起こりやすい負のスパイラル
運動麻痺や感覚障害が起きると、今までできていたことが全くできなくなったり、スムーズにできなくなります。私は、10年以上の医療現場、介護現場で働いて1万人以上の脳卒中後遺症をお持ちの方と関わってきました。
その中で、こう話される方がたくさんいらっしゃいました。
「この手の麻痺を無くしたい」「元に戻してほしい」「あのころに戻りたい」
当時の私は、泣きながらそう話される方に、黙って頷くことしかできませんでした。
脳卒中は急激に発症し、健常だった頃の生活が一変してしまいます。ですからその苦しみやストレスは計り知れないものがあるでしょう。現状で体に不自由のない私には、わからないこともたくさんあるかと思います。
脳卒中の症状をなくすことができれば、それに越したことがありません。しかし、一度傷ついた脳神経自体が元のままに戻ることは難しいです。これは、どんな事、物、人にも言える事ですが、過去に戻ることはできないのです。
では、全てをあきらめてしまうしかないのでしょうか?
できるを体感することで前を向くことができる。
脳は生涯を通じて変化できるもので、199年代以降の研究で実際に神経が傷ついても、神経系が可塑性を発揮して機能回復が生じることが明らかになりました。具体的にいうと以下の3つがあります。
- 損傷前には機能していなかった神経が働きだす。(Unmasking:顕在化)
- 新たな神経突起が出現する(Sprouting)
- 神経幹細胞から新たな神経細胞が生まれて置き換わる(Transplantation)
以上のことから、元の通りにはならないが、今持っているものを最大限に活かしながら能力を高めていくことで、機能改善につながるのです。
「手が動かないから何もできない」「足のつま先が上がらないから歩くことができない」
このようなことを話される方でも、今ある体の使い方を少し変えたり、自分の体の動かし方がわかり、一つのことができるようになるだけで、前を向くことができるようになります。
たとえば、
- 床から立ち上がれなかったのが、重心移動のコツを掴み、何も持たずにできるようになった。
- ベッドから起き上がることもできなかったが、杖を使って歩くことができるようになった。
そのような方々を私はたくさん見てきました。
何かに挑戦し、それができるようになったその時の安心と歓喜が混じったような顔を私は忘れることができません。
可能性を引き出す
私たち、紡(つむぐ)リハビリでは、その方の今ある可能性を見つけ出し、最大限に引き出しこれからの未来を共に紡いでいきます。
具体的な方法は、
評価
- 想いの評価:あなたがどのような目標を持っているか、生活を送りたいかを徹底的な
カウンセリングでお聞きします。 - カラダの評価:あなたが困っていることに関節や筋肉がどのように影響しているか、
どうすれば改善に向かうかを実際に触れて評価します。 - 生活の評価:生活スタイルや行動、習慣から改善に向けてどのような影響があるかを評価します。
アプローチ
- カラダへのアプローチ:直接、手で体の柔らかさや関節の動きを引き出していきながら動きやすさ
や感覚の感じやすさを引き出していきます。 - 習慣のアプローチ:行動習慣をあなたのスタイルに合わせてアプローチしていきます。
- 動き・姿勢のアプローチ:動きや姿勢を効率的に動かすことで、動きやすさ安全性を高めます。
自分に会うアプローチ内容が気になる方は無料体験でご利用ください。
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ありがとうございました!